サザエさんみたいな人が身内にいた

財布を忘れて♪愉快なサザエさん
というフレーズは知っているだろうか。
アニメ「サザエさん」のオープニング曲の歌詞だ。

 

原作の4コマ漫画は1946年4月22日から新聞連載を始めており、アニメは1969年(昭和44年)10月5日から放送されている。

漫画は太平洋戦争(1941〜1945年)が終わった翌年に始まった為、波平やマスオさんが戦争に行った描写があったりタラちゃんがサザエさんに納屋に閉じ込められて暴言を吐いたりするシーンがあったりして終戦直後の時代らしい漫画だった。

今では7人家族のあったかホームなアニメといった感じに変化し、古めかしくも各時代に合わせたストーリーにしているからこそ長寿アニメとして長く愛されているのだろう。

 

そんなサザエさんのオープニング曲は冒頭の歌詞と軽快な音楽がウリなのだが、先日我が姉が同じようなことをしていた。

 

朝から子供達の相手をして疲弊しながらなんとか準備をしたあと暑い中スーツに身を包み颯爽と出ていったのに、財布を忘れて愉快なサザエさん化して帰ってきたというのだ。

 

「汗だくだくでチャリ漕いで帰ってきて財布を引っ掴んで猛スピードでまた駅に向かった」という楽しそうなLINEが来たので、もう彼女がサザエさんにしか見えなくなった。

 

大事な日だからとピシッときめていった日に限ってそんな事をしている姉は姉らしいなぁと思って笑ったが、本人からしたら散々だっただろう。


しかしそういう失敗は窮地に立たされて必死であればあるほどおかしい。
あんなに昨夜から準備してたのになぁ。


とはいえ無事に用事は済んだようで良かった。
しかし、送られてきた写真を見て私はとある大事に気づいてしまった。

眉毛の高さが1cm以上違うのだ。

 

んん?これはメイク崩れじゃ…ないよね?

 

何度見ても右と左の眉毛の高さが違う。
マリオがピョイーンという効果音と共に上り下りしそうなくらい高低差がある。

 

これは言った方がいいのだろうか?
いや、でもメイクじゃなかった場合はどうにもできなくない?
あ!でも表情筋でなんとか眉毛を動かして平行になるよう意識すればいいのかな。


と色々考えたけれど、用事が済んだ今となってはどうにもできないので伝えるのは諦めた。
写真にはその姿が残るが、本人が気づかないことを願う。

まぁそういうところも姉らしくて良い。

カツオ風に言うならば「ねぇさんらしいや!」である。

 

 

 

作成者 サザエさん50thのサイトでフネさんの年齢が「50ン歳」なのが気になって仕方ないあかね