寝正月ならぬ寝節分

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昨日2月3日は節分の日である。

 

「鬼はー外!福はー内!」とのかけ声で

鬼はお外へ追い出し、福の神様を家へお招きするのだ。

そして豆を歳の数だけ食べると厄除けになるらしい。

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という楽しい行事があるのだが、最近はそうした声が外から聞こえない。

昔は軒先で子供が元気よく豆まきをしている声が聞こえたものだが。

 

今の時代はあまりやらないのだろうか?

張り切ってやっちゃう大人がここに1名いるのだが。

 

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さぁそういうわけで節分イベントを楽しむために私がやっていることを話そう。

1日遅れではあるが、節分っぽいことをしていこうと思う。

 

ちなみにタイトルにあるように、昨日はなんと寝てしまうという痛恨ミスを犯した。

しかも昼前から夕方の5時間くらい。

なので今日になって取り急ぎ用意をしたわけだ。

 

そういえばその5時間睡眠の最中、夢の中で首からタスト・ヴァン(※)を下げた鬼っぽい奴が出てきた。

※ワインのソムリエが首から下げている銀の小皿のようなもの。

 

どうやら豆まきの催促もしくは邪魔をしに来たわけでは無さそうだった。

むしろ彼は棍棒を持っておらず、笑顔で非常に礼儀正しかった。

何をしに夢に現れたのだろうか。

 

やけに強く勧めてきたワインがドラクエバブルスライムのようだったのが気になる。

毒〇しに来たのかもしれない。

なんなら棍棒を持って追いかけてきてくれた方が怖くないのだが。

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まぁまぁそれはいいとして。

鬼は夢に来たが福の神様には1日待って貰ったので、今日こそはちゃんとやるぞ!

 

「鬼は外」編

コツは本気で鬼を追い出すべく力一杯投げることだ。

ハンマー投げ選手のように渾身の力を出すのだ。

誰も棍棒を持ったムキムキ上裸の鬼と同居するなんて遠慮したいだろう。

SoftBankのCMに出てくる鬼ちゃんのようなカッコイイ鬼はいないのだ。

 

ただし、マンションに住んでいる人は控えめに。

ベランダからバラバラと豆の雨が降ってきたら大問題だ。

上階に住んでいる場合は鬼の絵を描いた箱とかに投げ入れるのもアリだろう。

 

ついでにお外に蒔いた豆はカラスなどが来ないうちに掃除をするのも大事だ。

 

「福は内」編

家の中に蒔く豆の方は数を決めておくといい。

子供がいると楽しいゲームができるのだ。

 

「さぁ、さっき蒔いた10粒の豆を探し出すんだーーー!」

と言ってワアワア騒ぎつつ、数も覚える勉強ができるのだ。

子供の方が小さい豆を見つけやすいし(コッソリ)

 

もし複数人の子供がいるのなら更に数を競うのも面白い。

「多く見つけた方が勝ち」ゲームである。

勝負事となるとけっこう盛り上がるのでオススメだ。

 

豆を食べよう編

神様の移動が終わったら豆を食す。

歳の数だけ食べるということだが、大人は少しつらかろう。

豆ばっかり沢山食べたらお腹がふくれるしちょっと飽きそうだ。

 

そういうときは歳の最初の数字分だけ食べると良い。

かえって少なく感じるかもしれないが、素朴な豆そのままなら数粒で十分である。

 

しかし、豆を買う時にいくら小袋を選んでも結局最後は余ってしまうのだ。

おやつに食べるのも良いかもしれないが、なかなか消費しないので少し困ったりもする。

 

恵方巻き編

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これは恥ずかしながら手作りである。
別に料理は得意じゃないが、作ってみたかったので作った。

 

本来の材料は分からないが、どうやら七福神になぞらえて7つの食材を使うらしい。

ということで今回は焼き肉、たまご、大葉、明太子、昆布の佃煮、ゴマ、きゅうりを入れてみた。

メインは焼き肉。どうしても食べたかったのだ。

 

適当に巻いたら中身がボーダー状になってしまったが、美味しかったのでオールOKだ。

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もちろん食べるときは西南西を向いて無言で食べた。

食べているときの様子は端から見ればきっとシュールだろうが、行事とはそういうもんである。

 

さいごに

このように楽しい行事だが、もしかしたら思春期の子供じゃあ付き合ってくれないかもしれない。

それでもその分ご家族がやればいいのだ、全力で。

ばかばかしいだなんて言わずに、こういうことこそ本気でやると楽しいし清々しい気持ちを味わえるのだ。

 

鬼さんには出て行ってもらい、福の神様を招いて、厄除けの儀式を行う。

日本の古き良き伝統である。

こういうものはぜひ皆で大事にしていきたいものだ。

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作成者 恵方巻きが大きすぎてアゴが外れそうになった顎関節症あかね