心の底からの叫びがこだましている今日この頃。
私は非常に怒っている。
もーこれはもうダメだ。
危ない。ただそれだけっ。
車のライトの片方がチカッチカッと光るアレ。
後続車は、アレが左右どちらに点滅するかによって前の車がどちらに動くのか予測できる。
アレとはそう・・・ウインカーだ。
運転において「予測する」という行為はいざという時に生死を分ける重大なことである。
大げさに聞こえるかもしれないが、実際周りの車がどう動くか全く分からない状態だったらもはや避けゲー(障害物を避けるゲーム)である。
もしくはマリオカートみたいなものだ。
ドライバーさんだけでなく外を一人で出歩く子供も自分の身を守るために車に関することを知っておかねばならないと思う。
特に子供は背が低く、車の死角に入りやすい。
子供が飛び出してしまう事故が起きるのも「車がどういった動きをするのか?」「どれほどの衝撃があるのか?」を知らないからではないかと私は考えている。
なので、事故を防ぐために誰しもが車の基本情報を理解していてほしいのだ。
その中で今回はウインカーに着目して話そう。
まず、ここ最近のドライバー事情に異変が起きているような気がする。
なぜなら
ウインカーを出さない人が多い!!
からである。
右左折や車線変更時に出さなかったら後続車のタイミングが遅くなるし、歩行者も突然こちらに車が向かってきたりしたらそりゃあ驚く。
きっとそんな自分勝手な運転をするのは、追突事故等が起きても自分の過失割合が低いと思っているからだろう。
もしくは何も考えていないのかもしれないが。
ただ、勿論その場合は後続車が車間を空けていなかったことも原因の一つだ。
もしドライブレコーダー等の映像で前の車のウインカー点滅が確認できなかったとしても、10:0で後続車に責任は無し!とはならない。
なんとなくウインカーを出さない人の方が悪いと思うかもしれないが、車間を空けることもウインカーと同じくらい必要なことなのだ。
車間距離について
とはいえ、日本の狭い道路で十分な車間を空けることに関してはちょいと難しい部分もある。
自分が適正な車間距離を取っていても間に他の車が入ってくることもあるし「もっと詰めて!」とばかりに後続車がクラクションを鳴らして煽ってくることもある。
初心者の時はこれでマジ泣きした。
マジで許さん。
道が複雑で狭い道路では車間を空けても詰められるし、適正な車間距離を維持するのは実質困難ではある。
それに「適正」という言葉では個人で差が出てくる。
だがイレギュラー時や複雑な道路事情で当てはまらない時に困るのだ。
なので、そのような表現に留めて結局は一人一人の臨機応変な判断に委ねられるのだ。
しかし「これが自分のタイミングだから」とか「自分はこれでちょうど良いから」という考えはスッパリ捨ててほしい。
全員が周囲の車や人のことを考えて予測すれば危険なことは起こらないはずなのだ。
ウインカーのタイミング
教習所では、右左折時は交差点の30メートル手前からウインカーを出すように教えられる。
進路を変える時は3秒前。
これは道路交通法で決まっているので、もし違反したら捕まるだけだ。
が、実際の道路では30メートルの間に交差点をいくつも越えることも少なくない。
そうするとまた厄介なことになるのだ。
「前の車はさっきからずっとウインカーを出してるけど、何個目の交差点を曲がるんだろう!?」
などと毎回ハラハラすることになったら判断が難しいしストレスが溜まりそうだ。
初心者さんなら更にハードルが上がると思う。
だからウインカーなんて出さないよ、という人が増えてしまったのだろうか。
ウインカーの存在忘れちゃったの?
ここまでは道路の複雑さがウインカーを出さないという自体を招いているということをお話した。
がっっ!!!
じゃあ出さなくていいじゃーん
なんて言う人にはげんこつ落とす。
事故を起こしたいのなら単独で。
ウインカーの点灯は周囲の人にとって重要な情報なのだ。
それか、もはやウインカーという存在自体を忘れてしまったのではないだろうか。
いつもポケーッと運転していて、周りの車のチカチカ点滅するライトはなんだろうな〜なんて思っているのかもしれない。
そこまでいったらもう確実に免許返納案件だが。
きっとハンドルの左側辺りにちょこんとついている棒は悲しんでいることだろう。
「僕は窓拭き棒じゃないぞ!」って。
ウインカーという重要な使命を持つ棒のはずなのにそれが全うできないとなったら・・・
擬人化したら可哀想になってきた。
ちゃんと使ってあげて。
罰せられるのは誰?
車間の空けられない状況で前の車が突然動きを変えたらどうしよう?
慣れていれば避けられるかもしれないが、初心者さんだってサンデードライバーさんだって運転するのだ。
後続車も次々とイレギュラーな対応をとらなくてはならない状況に陥るかもしれない。
そうなりゃ事故が起きて当たり前だ。
もし自分がウインカーを出さなかったことで後続車が事故を起こしたら自分も捕まる。
「関係ない」なんて通じないのだ。
ウインカーを出してなけりゃ"真っ直ぐ進むはず"という認識を持つのは当然なのだから。
そのように、直接的でなくとも事故の原因を作ったとみなされるとその人もまた法で罰せられる。
つまり因果関係があると判断される場合があるということだ。
さいごに
みんなが交通マナーを守れば事故数はグッと減る。
やるのとらやらないのでは明らかに前者の方がいい。
巷に溢れているウインカー健忘症のドライバー達に伝わるといいのだが。
トイレ行きたくなったらトイレ行こうね。
と
曲がりたいならウインカー出そうね。
は似たようなものだ。
誰も漏らしたくはないだろう。
なんでトイレ行かないで漏らすの?ってことだ。
めちゃくちゃ怒っているため辛辣な言い方しかできないが、要は誰にも事故を起こして欲しくないのだ。
作成者 (自称)交通事故生産車撲滅委員会会長あかね