スキー場の楽しみ

スキーに行く時に私がいつも楽しみにしていることがある。

それはお昼ご飯おやつである!

 

お昼ご飯はいつもゲレンデ内にあるレストランを利用している。

そこで提供されるのは可もなく不可もなくといった基本的なラーメン・そば・カレーなどが多いが、中にはかなり凝ったものを出してくれるスキー場もあるのだ。

 

そこで、昔から『食べるならこれ!』と決めている名物を2つ御紹介したい。

スキーをするなら好きなコースや雪の質などによって行くゲレンデを選ぶもんだと思うが、そこのスキー場に関しては「ここのご飯が食べたい!」と思って行きたくなるのだ。

 

残念なことに私は今年行けそうにない。

なので写真等は無いのだが、行ける人は是非食べにいってみてほしい。

他の方が撮った写真を見ても「あ~こりゃ絶対に美味しいや!」という感想が出てくること間違いなしだ。

人気があるので混雑はするが、早めのランチタイムに行くのがおすすめである。

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1カ所目はガーラ湯沢レストハウスチアーズ

ここでは本格的なジャンボカツ丼を出してくれる。

これがかなりボリューミーで出汁の効いたカツが美味しいのだ。

出来立てホヤホヤの熱々カツ丼が疲れた体に染みる。

 

初めて頼んだ時は大きな丼がドーン!と人数分置かれて、家族全員シーンとなったものだ。

正直なところ「ゲレンデのレストランはこんなものだろう」という先入観があったので"ジャンボ"と言っても普通より少々多いくらいだと思い込んでいたからだ。

しかし、一見多過ぎて食べ切れるか心配になるほどのジャンボなカツ丼が運ばれてきたもんだからそりゃ驚いた。

 

だが、きちんと出汁をとって作ったのであろう。

しっかりとした旨味成分が感じられるこのジャンボかつ丼なら、女性でも案外ペロリと食べきれるから安心していただきたい。

何本も滑ってヘトヘトになった後なら尚更美味だ。

と言っても胃の容量は人それぞれだ。心配ならシェアしてもいいだろう。

これでしっかり元気を出してカロリーを摂取すると、午後からもバンバン滑れるのだ!

 

 

2カ所目はグランディ羽鳥湖スキーリゾート第3レストハウス

ここには珍しい和食定食がある。

その名ももつ煮三兄弟

もつ煮、軟骨もつ煮、牛スジ煮の3種とご飯のセットだ。

 

他のスキー場では見られないメニューだと思う。

どれも味が染み込んでトロトロほろほろになった絶品煮込みなのだ。

たかがスキー場のレストランなどと侮ったらいけない。ゲレンデ以外でも出店しないのかなぁと本気で願った一品だ。

 

こちらも少々量が多めなので、別メニューの1種類だけのものを頼んでも良いと思う。

だがやはり味比べができるもつ煮3兄弟がオススメだ。

運転しない方ならお酒のお供としてバッチリなので、おつまみ感覚で一杯のビールと共に楽しむのもいいだろう。

顔を真っ赤にしてワハハと笑い合いながらつまむお客さんも結構いる。

子供でも食べている子がちらほらいるので、どの年齢層でも美味しいもつ煮なのだろう。

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スキー場なのにこれほどの満足感が得られる定食を出すところはなかなかないと思う。

今回おすすめしたのは2カ所だけだったが、来年は他にも美味しい御飯処がないか探してみたいと思っている。

ただし、いくらご飯が美味しくてもメインのスキーが楽しめなくちゃ意味がない。

なので勿論コースも面白いというのが前提条件である。

1日中滑っても飽きないコースが沢山あって、これだっ!という美味なご飯を出してくれるところを他にも見つけたいと思っている。

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さて、スキー場では他にも"食べる楽しみ"がある。

それはおやつだ。

しかも食べる場所はリフトやゴンドラに乗っている時と決まっている。

※飲食が禁止されているところではもちろん禁止だ。

 

ただしその場所を推奨するかと言われると微妙なところだ。

ゴソゴソと手袋やストックを外していたら落ちた、となったら危険だからだ。

リフトがコースの上を通ることもあるので、その時は注意のために一旦ストップである。

人の頭に落ちたら非常に危ない。

また物を落とした時、場所によっては係員さんがリフトを停止して拾いに行くことになってしまうので迷惑もかかる。

なので、ストックは紐を手首にしっかりかけて手袋はすぐにポケットに突っ込むのだ。

そうして安全を確保してからお菓子を探すと良い。

 

また、野生動物に変なものを食べさせる訳にはいかない。

動物が食べると体調を崩すものもあるらしいからだ。

本当に体に毒であれば嗅ぎ分けて食べないとは思うが、気をつけなければならない。

 

注意点ばかりだが、ここまでして食べたい理由は一つ。

リフトの上からゲレンデの景色を眺めて食べるチョコは・・・最高。

 

疲れている時に甘いものを食べるとほっと一息できるし、パワーがみなぎってくるのだ。

それに長い距離のリフト上ではなかなかに暇だ。

一緒に訪れた人とのコミュニケーションにもなるし、お菓子の一つや二つをポケットに入れておくといい。

 

ただし、貴重品を入れたポケットと混同してはいけない。

車のキーと一緒に入れてたら、落とすか間違えて捨てるかしなさいと言われているようなものだ。

 

昔父がこれで散々探し回ったと記憶している。

私達が楽しく滑っている最中の父の苦労は計り知れない。

「踏まれたりして雪に埋もれる前に!」と猛スピードで滑って探しに行ったのを見て、教訓になるなぁと思ったものだ。

 

まぁこのようにスキーでの楽しみは色々あるのだ。

今年は暖冬であまり雪が降らずまだ開業していなかったり中止にせざるを得ないスキー場もあるらしいが、段々と滑れる所は増えてくる筈だ。

 

絶壁コースやら林間コースなどの面白コースを楽しみつつ、美味しいレストラン探しをするのも良いかもしれない。

 

作成者 スキー合宿の時ゲレンデでまさかの迷子になったあかね