※ストーリーのポイントは避けるつもりだが、ネタバレにはご注意を。
昨日放送された「マスカレード・ホテル」
映画が上映された頃すでに気になってはいたものの、見れずに終わって後悔していたのだがやっと見れた。
今回は映画を見ながらリアルタイムで感じた率直な感想を述べていこうと思う。
展開が忙しい
映画を観ながらこの記事を書いているので今現在の場面に言及するカタチではあるが、
「怖い!」というのが最初の印象だ。
サスペンスなので当たり前だが、漂う緊張感がピリピリどころではない。
なんというかジワジワ追い詰めつつ鋭い切っ先でザクザク切り裂いてくるのだ。
雰囲気に圧迫されて息苦しく感じる。
(ピリピリだのザクザクだのと擬音のオンパレードだが、私の少ないボキャブラリーではこう表現するのがしっくり来るので気にしないでほしい。)
ストーリー上、エキストラを含む登場人物全てに注目してしまうし、伏線が多くて頭の中で回収しきれない。そもそも考察は苦手なので犯人を予測するのは難しそうだ。
だからずっとドキドキしっぱなしである。
ちょくちょく出てくるあの文鎮(?)はなんだろうなぁと思うばかりだ。もしかしたら象徴的なものであって事件には関係ないかもしれないが。
そしてドキドキを超えてくる感覚が今一つある。ムカムカだ。
こんっっなにふざけた人がこれほどの一流ホテルに沢山来るものだろうか?
しかし、お金持ちは欲が出てきて傲慢で横柄になりがちというイメージも確かにある。
どちらも偏見かもしれないが、どちらも本当だろう。
フロントクラークを演じる長澤まさみさんも言っていたが、様々な人がいるものだ。
しかし、ここまで問題のあるお客さんを対応できるホテルマンさんは鋼のメンタルと臨機応変に対応してみせるスキルを持っているのだなぁと感心した。
私のようにすぐ顔や態度に出る人だったら、雷を落とされるどころか核を落とされるだろう。というかそんな経験は一つや二つどころじゃなくあるのだが。
そんな中、なんともやるせない切ない場面も挟んできてウルウルさせられた。
羨望と嫉妬は隣り合わせ。黒い感情は誰しも持っているだろう。
緩急を付けてくるこの映画、すごいの一言だ。
私のメンタルはもうヘロヘロりんである。
いよいよ終盤
その後も次々と新たな問題が怒涛の勢いで起こりまくる。
またもや私の心臓はダメージを食らわせられて少々疲れてきた。
動機と息切れ。◯心でも飲まなければ続きが見られないかもしれない。
もはや誰も彼もが疑わしい。
こりゃあCMで休憩できなければ心臓が持たないだろう。Tik TokのCMに出てくるPerf◯meが可愛らしくて癒やされたので助かった。
などと油断していたらすぐに映画に引き戻されてしまった。
メンタル疲れが溜まっていくが、この後の展開が気になって仕方がないのでもし途中で見るのをやめたらきっと今日は眠れまい。
映画におけるどんでん返しはたまに予測できるものもあるが、ここまであれやこれやと情報量が多いと難しいものだ。シーン一つとして見逃せない。
今現在の私としてはとある男性が怪しいような気がするが、行動とか顔が怪しいからと疑うのは安直だろうか。なんならその人物が出演しているCMすらも怪しく見えてきた。
ああ、どうなるどうなる??!
話の展開がスピーディにテンポよく変わっていくのも目が離せない要因だ。
それと並行して私の感想もコロコロ変わってしまうが、このホテルでは人と人の関わり合いが目まぐるしく絡み合ってくるので仕方ないのだ。
それにしてもホテルマンならではの裏話はとても興味深い。
もちろん先が見えそうで見えない事件も奥深くで良い。
起承転結、全て見応えのある映画だ。
それと当たり前だが、作中のBGMも人物の感情や雰囲気にジャストマッチしていてストーリーに引き込まれてしまう。
ルー◯柴さんのような言い方になったが、本当にその通りなのだ。
レトロな曲調も素敵である。
これ以上は重要なことをポロリと漏らしてしまいそうなのでここらへんで終わりにしようと思う。
今を持ってまだ犯人はわからない。
あの人か?それともあの人か!?疑惑が深まるばかりだ。
あとは映画に集中して見させていただこう。
この記事をアップする頃には見終わっている予定だが、この後の展開がどうなろうともオススメ映画であることは変わらないと思う。
なので見なかった人はブルーレイやDVDを借りたり買ったりして見てほしい。
ビビリ過ぎて直視できずに鑑賞しているあかね