家欲しい。

騒がしく変わり映えのしない日常を一掃し、一息して綺麗な気分になりたい時に見るのがVOGUE JAPANのyoutube動画だ。

その中でもルームツアーがお気に入りである。

海外の女優さん達の自宅紹介なんてなかなか見られるもんじゃないし、セレブリティな生活の豪快さや豪華さに圧倒されつつも癒されるのだ。

 

彼女達の家は簡単に言うとスケールがでかい。

その為には・・・お金がいる。

 

要は金である。

金が物を言うのだ!

 

などと言うとものすごく夢がある様で無いような・・・まぁあるとしておこう。

セレブという夢があるのは間違いないのだから。

あ、もちろんそれだけじゃない。

彼女達のこだわりは強く、それぞれ個性の色が全く違うので見ていて楽しい。

そしてハイセンスだということは、特にセンスもへったくれもない私でも見て感じ取れることだ。

家具や壁紙やラグなどの1点1点にストーリーがあって、みんな熱く語ってくれるところが聞いていて楽しいのだ。

見た目もシンプルだったりカラフルだったり、カントリー調とかバロック様式のなんちゃらとか。

細かい内容はちんぷんかんぷんだが、歴史をちゃんと習っている人はわかるだろう。

彼女達もきっと色々調べて知識を得て、自分らしさを表すものを見つけ出しているのだろうと思われる。

 

だが一般人となると、そうした物を集めて全てをお気に入りでかためるのは難しい。

しかもそれが家まるごとだ。

立地や建物、周囲の風景。

それらを好み一色にするにはいくらかかるかな〜なんて計算し始めたら目眩がしそうだ。

日本的な家にするなら日本で探すべきだが、北欧調とかバリ風などの海外風にしたいのなら日本国内だけでは十分ではない。

日本全国歩き回ったとしても難しそうである。

ネットストアは便利だが実物と違うかもしれないし、お気に入り家具を見つけるにはリスクが高い。

自分の目で見て探すのが一番良いけれど、海外を飛び回ってお店をはしごせば見つかるのかな〜という感じだ。

そんなん無理である。

理想を実現にするのは並大抵のことではないのだ。

 

さっきも言ったが、お金がかかるのが1番の理由である。

家からテーブルからラグから庭まで好きな物で埋め尽くすには財力が必要となってくる。

勿論節約上手で好きな物の価格が控えめであればこだわった家作りができるだろう。

しかし妥協する部分はどうしても出てくるはずだ。

「好きなものを見つけたけれど予算オーバー」という話はよく聞くし「似た物を買った」というのも選び方としては正解であるが妥協には変わりない。

しかしそこはセレブであればクリアできる問題なのだ。

好きな物が買えるし、引越し先もある程度は融通がきくのだから。

 

なーんていうと"お金を積めば理想の家に住める"という様に聞こえるかもしれない。

初めに言った「綺麗な気分になりたい」なんて綺麗事を言っていたわりにそんな話かい!と突っ込まれても仕方ないが、まぁ現実も見つつ夢も見たいってことである。

だからついつい見てしまうのだ。

 

最近ではテイラー・ヒルの自宅紹介動画を拝見したのだが、これがもう動画としても彼女のこだわりとしても非常に気に入った。

彼女の家はカントリーミュージックの伝説の町と言われるナッシュビルにあるログハウスなのだが、この雰囲気は日本には無いなぁ〜というところがまず惹かれたポイントだ。

私の好みど真ん中!というわけではないが、心躍らされるインテリアの数々にもテンションが上がった。

 

ログハウスならではの素朴でレトロな雰囲気。

落ち着いた木造の家具達には味があって、リラックスするのに最適だろうなぁと想像できる。

そして彼女がフリマで購入したトランクを窓辺に飾るところなんてセンス良いなと私は思う。

そういうものが好きじゃない人からすりゃ「邪魔じゃん!」という意見が出るかもしれない。

ただトランク内にクッションをしまっておけるので、収納という点でも使えるのがポイントなのだ。

とはいえ出し入れはちょいとめんどくさいような・・・なんて思うならまだまだインテリアコーディネートの道は遠いだろう。

センスというものには忍耐や妥協も必要なのだ。

見た目を重視するなら中身になんらかのマイナスポイントがあっても不思議じゃない。

ヒルさんの水面下のばた脚みたいなものだ。

優雅に見せるために、見えないところは必死なのだ。

 

まぁ今回は別にインテリアコーディネーターになる!とかなりたい!という話ではなく、

夢のある自宅を見て

「ホエー・・・いいな〜・・・」

と鼻の下を伸ばして羨ましがりたい!という話だ。

 

しまうのが面倒だから出しっぱなしの生活を送っている自分はだらしないことこの上ないなぁと思うし、そんな生活を改めて見るとなんとなくやだなぁと思い始める。

そこでVOGUE JAPANの自宅紹介コーナーを見て廃れた気分を浄化するのだ。

今はずっと家にいるのだから、快適な空間でなければやっぱり気が滅入ってしまうだろう。

そうなるとドンドン部屋は汚れ、カビが生え、1日1食はカップラーメン!なんて生活になってしまうのだ。(ちなみにカップラーメン自体は好きだが、消化が悪くて胃腸の調子が崩れがちなのであまり食べられない)

部屋も体調も悪くしてたら悪循環である。

 

でも彼女達の素敵な自宅は見るだけで一念発起させてくれる。

気分が上がるだけでなく、運が良ければそのまま自分のちっさい家を片付けようとかガーランドでも飾ろうかしらと思うようになり、部屋が少しばかり美しくなるのだ。

良い効果が期待できる、というわけである。

 

それにしても今回自宅紹介をしてくれたテイラー・ヒルという人のことはこのコーナーで初めて知ったので詳しくないが、カントリー調がよく似合う美人さんである。

なによりも彼女の雰囲気と家の雰囲気がしっかりマッチしていて「これは間違いなく彼女の家だ!」と言えるのは凄いなぁと思う。

他のセレブも家の中で意外な面が見えることはあれど、やっぱりその全体的な雰囲気や選んだ物は本人を表しているように見える。

彼女達が自分自身のことをよく知っているからだろう。

 

今までのこのコーナーで紹介された人物と家をごちゃ混ぜにして「誰がどの家だ?」っていうゲームでもできそうだ。

それだけ彼女達の素敵なセンスで彩られた広い自宅は非常に魅力的で、見ているだけで心満たされるし彼女達らしい場所なのだ。

 

ちなみに彼女達の家は広さがある分、遊び心を出して様々なオシャレポイントを作りやすいだろうが、私だったらなによりも掃除がおっつかないので小さい小洒落た家が良い。

というか私は広い家を扱えるようなレベルに居ないのであたり前だが。

 

ただいつか彼女達の素敵なこだわりをお手本にして、小さいながらも素敵な家になるようにインテリアをコーディネートして私らしさのある家にしてみたいなぁと思う。

 

なのでとりあえず・・・シミの取れなくなった枕カバーは捨てよう。うん。

 

 

 

作成者 黒や紺のシンプルな服ばかり着ているわりにピンクで可愛らしい小物が多くてミスマッチなあかね