バレンタインというかチョコレートデー

いよいよバレンタインが近づいてきた。
とはいえコロナウイルスが気になるところなので、手作りチョコを周りの人に渡すのは躊躇われる・・・というか辞めておいた方が良い。しかし、だからと言ってイベントを丸ごとスルーするのは寂しいのだ。例年手作りチョコを作って配っていた人にとっては物足りないかもしれないが、今年は家族間で渡すことになろう。

 

と言っても本来バレンタインとは告白デー。チョコは日本特有の告白ついでというかきっかけというかおまけである。しかしもはやチョコレートを無視できないほど根付いた「バレンタイン=チョコの日」という流れに我々は逆らうことができない。なので今日も今日とて明日に向けてチョコレートを用意するのだ。

 

ということで今年は家族にチョコマフィンを作ることにした。本来ならば友達をカフェに誘って渡したり、親戚の家に遊びに行ってみんなで食べたいものだが、それは次回のお楽しみとしておこう。

 

私たちが普段購入させてもらっている食材の加工工場並に衛生面を徹底して作れるのであれば誰に渡しても大丈夫かもしれないが、自信も保証もない。なので今年は手作りものは家族へ。配りたい相手には売っているチョコを渡すのが良かろう。

 

もし相手がチョコとか贈り物自体が苦手だったら「ハッピーバレンタイン!」と言ってコーヒーなどを渡すとか言葉だけ贈るのがスマートで良いと思う。紙コップや付箋にメッセージ書くだけでも粋である。今はコロナの影響もあるしチョコ禁止令が出されているところもあるので、そのくらいちょっとした物や言葉だけだと気兼ねないし気持ちも伝わるので良いと思う。

 

それからちょいと苦言を挟むが、贈り物に対してお返しを期待する人はそもそもあげるべきではない。贈り物とはそういうもんじゃないのだ。自分があげたいからあげているだけであり、相手の気持ちはまた別であることを理解しておくべきだ。お返しありきのプレゼントとなると、むしろお返し目的みたいでなんとなくいやしいかなと私は思う。ハワイで突然自分の肩にオウムを乗せられて写真を撮られ「はい、じゃあお金ちょうだい!」と言われる道ばた押し売りを思い出してしまうのだ。

 

それにしても今でこそバレンタインという名のチョコ交換会と化しているが、元々の"好きな人に渡す"という青春はどこに行ってしまったのだろうか。まぁ実際私にとっては遥か昔の話だ。今はチョコメインで良い。ただ、元々の"男性から花束を貰う"というのも経験したい気持ちがある。願わくばとは思うが、うちの場合は多分くれと言ってもくれないので自分で用意しても良いかもしれない。

 

「イベントにかこつけてチョコたくさん食べたいし配りたい!」というだけではチョコ好きは太るしチョコ嫌いは困るので、そろそろ新たな定番ができても良い頃合いだと私は思うのだ。お花を用意するということがもし広まったらそのうち「バレンタインとは生花を生けたりドライフラワーを飾って、チョコレートを嗜む日」になるだろう。それはそれで素敵なイベントになりそうだ。

 

とはいえ、少なからずシャイな日本人が好きな人に告白するチャンスの一手なので、その部分も廃れることなく大事にしてほしい。

 

そして私事だが来年以降は手作りする時間のあるバレンタインは当分来ないと予想しているので、思い残すことのないように『熱血!バレンタインチョコマフィン作り!!』という可愛らしさのカケラもない様子でクッキングに挑むことになった。

 

出来上がったのがこちら。

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元はミッキーを作ろうとしていたのだが、試しにミッキーの顔を紙に練習してミチタさんに見せたらドン引きされたので断念したという裏話がある。どんなミッキーだったかは見せないでおこう。そこで代わりにたまたま拝見した動画にて同じような作り方で「くま」として作っていたので、今回はそちらをありがたく真似させてもらうことにした。これならまぁ・・・私は満足である!目に角が生えているのはまつげということにしてほしい。

 

それに今回はホットケーキミックスとココアパウダーを使って簡単楽ちんに作ったので、特に失敗することもなく出来上がった。さきほど味見をしたらもっちりしていて「チョコ蒸しパン」て感じだったので、マフィン感としては少々違う気もするが美味しくできて良かった。レンジで温めると更にふわふわになって美味しい。もちろんクマの方は温めるとトンデモないことになるのでそのまま食べるように伝えてある。

 

手作りチョコレートを家族以外にあげたり貰ったりということは来年・・・いや来年もまだ難しいかもしれないが、安心して贈れるようになるまではチョコスイーツ作りの腕を磨いておこうと思う。今はチョコレートのテンパリングどころか自分がテンパるばかりだが、練習を積めばきっと良いものが作れるようになるはずだ。

 

再び気兼ねなく友や親戚に会える年には豪勢なバレンタインデーにしたいものである。

 

 

 

作成者 初めての手作りバレンタインチョコ作成時になんとなく加塩バターをぶち込んで台無しにしたあかね

 

おとなしくチョコを溶かして固めるだけでもよかったのに・・・小学生の考えることはぶっ飛んでいる。私だけかもしれないが。