今年はドラえもん50周年!

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今年に入ってから買い物に出かける度にドラえもんグッズをよくみかける。

(※現在はウイルス対策及び酷い花粉症の為ひきこもり中)

 

今年は『50周年』というきりの良い数字なので、色んなところでコラボしているようだ。

たまに中途半端な数字でも「〇〇周年!」と打ち出している何かのフェアを見るが、なんかこう・・・むず痒くなる無理矢理感が気になっていた。

33周年とか45周年って必要だろうか?

「付き合って4ヶ月と3日目のお祝いだよ!」と同類に思うのは私だけだろうか。

ということで、もちろん50なら文句は無い。

盛大にお祝いしたいものだ。

 

さて、私もドラえもんが好きだ。

原作も少々読んだことはあるし、アニメはかなり見ていた。

ただ、今の制作陣に変わる前ののぶ代さんのドラえもんが好きである。

なんか「おかあさん」という感じに癒やされるのだ。

今はのび太と共にハプニングを起こす「あわてものの友達」という感じで、のび太の教育係としては少々役不足な気がしてしまう。

"おかあさん"イメージが強すぎて別の人・・・人っていうかロボットに思えるだけなので、別に嫌いとかではない。

 

確かパーマン製作陣がそのままドラえもん製作へと移行してきたとのことだったので、パーマンらしい雰囲気なのも楽しくて良い。

みんなで一緒にわちゃわちゃと遊んだり冒険したり、そんな青春を送れるのは素晴らしいことである。

なんか昔よりちょっとだいぶアホになってるのは否めないが、そんなところも愛らしいのがドラえもんである。

 

ちなみに冒頭に載せた絵は記憶にある昔のドラえもんを描いてみた。

※色付きドラえもんだけ。他は参考絵あり。

上手いか下手かは後回しだが、私的には似てると思う!(自画自賛

なんか妙に下半身が太いが、ここ最近鏡で自分の姿くらいしか見ないから影響されちゃってるのかもしれない。

本物はこんな体型じゃない。

まぁまぁ、これがドラえもんかどうかが分かれば良いのだ。

 

そして絵の中に書いたセリフは全てドラえもんのものである。

私が気に入っている名言だ。

厳格だが愛があるセリフ達は教訓になるものも多く、なにかとハッとさせらせる。

そういうのは古いと思われるかもしれないが、そんなところが好きだし心に染みるのだ。

下の方にはジャイアンの言葉もあるが、男らしくて非常にカッコいいなぁと思う。

まー友達だと思ってるなら何でいじめるんやとも思うけど。

これはギャップ萌え?というものかもしれない。

 

ちなみにこの中で実践して成功した、というか良い結果が出たセリフがある。

それは・・・

 

いじわるされるたびに、しんせつにしてやったらどうだろう。」である。

 

そのあとにのび太も「そんなバカな!」と否定しているのだが、私がある問題に悩んでいた時「これだーーー!!」と思ったのだ。

 

ある問題とはそう・・・いじめだ。

セリフそのまんまの話だが、当時仕事場のとある人にいじめられていてどうしよっかな〜と考えていたのだ。

 

近づけば舌打ちされ、作業の引き継ぎは適当に流され、お土産のお菓子はあからさまに私を避けて皆に渡すetc。

 

悲しいとか腹が立つほどその人に興味は無かったのだが仕事の引き継ぎに関しては困るので、どうにかして調教・・・もとい改善できないものかと考えていたのだ。

 

そしてドラえもんのセリフを見て、実行してみたわけだ。

 

結論から言うと、イジメは無くなった。

いや、無くなったどころか気持ち悪いくらい優しい人に変わった。

どうやら相手の心にビシーーーっと突き刺さったようなのだ。

効果は抜群だが、正直それはそれで困った。

 

そもそも意地悪される以外はその人のことは好きでも嫌いでもなかったので、こちらがあえて親切にするという行動は苦ではなかったこともポイントだ。

なぜなら、下手な親切をしたらこちらの「いじめっ子改善」という下心はバレていただろうから。

なにはともあれ結果オーライである。

 

このようにドラえもんの言葉というものはとても勉強になるのだ。

その度にのび太はハッとして、心を入れ替えるのである。

ただこれも時代の流れだろう。

もしそうした厳しいセリフを今の時代実際に言ったら「酷い」「言い過ぎだ」「虐待だ」などという批判が湧くようだ。

私からすれば『何だそりゃ?甘えん坊か!』とツッコみたいが。

愛があるからこその厳しさなのである。

ボーダーラインは人によるし、紙一重なところがあったりしてデリケートな話題ではあるが、その前提があってこその話である。

 

ちなみにどうして厳しくないといけないのか。

それは、厳しさが一切ないゆるすぎる教育のもとでは自己成長するチャンスは生まれないからだ。

するとどうなるのか。

「頑張ろう!」と思わなくても周りがどうにかしてくれる。

思いやりなんて持たなくても周りは許してくれる。

怒ったり泣いたりしたらすぐ慰めてくれるから、自分の心をコントロールする必要がない。

もしドラえもんがのび太をめちゃくちゃに甘やかしていたら、そんなのび太になっていただろう。

何もできない無気力人のできあがりだ。

 

だがドラえもんのび太を強くたくましく優しい人に成長させ、幸せな人生を送ってもらうのが目的なのだ。

だからこそ、教えを説く先生のような、包み込むあたたかさのある母のような、厳格な父のような立ち位置にいるのである。

そこから名言は生まれるわけだ。

 

まぁ時には一緒になってバカなことをしてしまうが、そこは愛嬌というかお茶目な一面でありチャームポイントである。

 

そんなドラえもんも50周年。

まだまだ自粛は続くので映画を観に行ったりグッズを買ったりするのは難しい。

だがせっかくの節目だ。

心の中でしっかりと応援しようと思う。

 

 

 

作成者 まったくもって名言ではないが『映画ドラえもんのび太の南海大冒険』でのドラえもんのセリフ「好きよ〜好き好き好き〜!!」が好きなあかね