バレンタインというかチョコレートデー

いよいよバレンタインが近づいてきた。
とはいえコロナウイルスが気になるところなので、手作りチョコを周りの人に渡すのは躊躇われる・・・というか辞めておいた方が良い。しかし、だからと言ってイベントを丸ごとスルーするのは寂しいのだ。例年手作りチョコを作って配っていた人にとっては物足りないかもしれないが、今年は家族間で渡すことになろう。

 

と言っても本来バレンタインとは告白デー。チョコは日本特有の告白ついでというかきっかけというかおまけである。しかしもはやチョコレートを無視できないほど根付いた「バレンタイン=チョコの日」という流れに我々は逆らうことができない。なので今日も今日とて明日に向けてチョコレートを用意するのだ。

 

ということで今年は家族にチョコマフィンを作ることにした。本来ならば友達をカフェに誘って渡したり、親戚の家に遊びに行ってみんなで食べたいものだが、それは次回のお楽しみとしておこう。

 

私たちが普段購入させてもらっている食材の加工工場並に衛生面を徹底して作れるのであれば誰に渡しても大丈夫かもしれないが、自信も保証もない。なので今年は手作りものは家族へ。配りたい相手には売っているチョコを渡すのが良かろう。

 

もし相手がチョコとか贈り物自体が苦手だったら「ハッピーバレンタイン!」と言ってコーヒーなどを渡すとか言葉だけ贈るのがスマートで良いと思う。紙コップや付箋にメッセージ書くだけでも粋である。今はコロナの影響もあるしチョコ禁止令が出されているところもあるので、そのくらいちょっとした物や言葉だけだと気兼ねないし気持ちも伝わるので良いと思う。

 

それからちょいと苦言を挟むが、贈り物に対してお返しを期待する人はそもそもあげるべきではない。贈り物とはそういうもんじゃないのだ。自分があげたいからあげているだけであり、相手の気持ちはまた別であることを理解しておくべきだ。お返しありきのプレゼントとなると、むしろお返し目的みたいでなんとなくいやしいかなと私は思う。ハワイで突然自分の肩にオウムを乗せられて写真を撮られ「はい、じゃあお金ちょうだい!」と言われる道ばた押し売りを思い出してしまうのだ。

 

それにしても今でこそバレンタインという名のチョコ交換会と化しているが、元々の"好きな人に渡す"という青春はどこに行ってしまったのだろうか。まぁ実際私にとっては遥か昔の話だ。今はチョコメインで良い。ただ、元々の"男性から花束を貰う"というのも経験したい気持ちがある。願わくばとは思うが、うちの場合は多分くれと言ってもくれないので自分で用意しても良いかもしれない。

 

「イベントにかこつけてチョコたくさん食べたいし配りたい!」というだけではチョコ好きは太るしチョコ嫌いは困るので、そろそろ新たな定番ができても良い頃合いだと私は思うのだ。お花を用意するということがもし広まったらそのうち「バレンタインとは生花を生けたりドライフラワーを飾って、チョコレートを嗜む日」になるだろう。それはそれで素敵なイベントになりそうだ。

 

とはいえ、少なからずシャイな日本人が好きな人に告白するチャンスの一手なので、その部分も廃れることなく大事にしてほしい。

 

そして私事だが来年以降は手作りする時間のあるバレンタインは当分来ないと予想しているので、思い残すことのないように『熱血!バレンタインチョコマフィン作り!!』という可愛らしさのカケラもない様子でクッキングに挑むことになった。

 

出来上がったのがこちら。

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元はミッキーを作ろうとしていたのだが、試しにミッキーの顔を紙に練習してミチタさんに見せたらドン引きされたので断念したという裏話がある。どんなミッキーだったかは見せないでおこう。そこで代わりにたまたま拝見した動画にて同じような作り方で「くま」として作っていたので、今回はそちらをありがたく真似させてもらうことにした。これならまぁ・・・私は満足である!目に角が生えているのはまつげということにしてほしい。

 

それに今回はホットケーキミックスとココアパウダーを使って簡単楽ちんに作ったので、特に失敗することもなく出来上がった。さきほど味見をしたらもっちりしていて「チョコ蒸しパン」て感じだったので、マフィン感としては少々違う気もするが美味しくできて良かった。レンジで温めると更にふわふわになって美味しい。もちろんクマの方は温めるとトンデモないことになるのでそのまま食べるように伝えてある。

 

手作りチョコレートを家族以外にあげたり貰ったりということは来年・・・いや来年もまだ難しいかもしれないが、安心して贈れるようになるまではチョコスイーツ作りの腕を磨いておこうと思う。今はチョコレートのテンパリングどころか自分がテンパるばかりだが、練習を積めばきっと良いものが作れるようになるはずだ。

 

再び気兼ねなく友や親戚に会える年には豪勢なバレンタインデーにしたいものである。

 

 

 

作成者 初めての手作りバレンタインチョコ作成時になんとなく加塩バターをぶち込んで台無しにしたあかね

 

おとなしくチョコを溶かして固めるだけでもよかったのに・・・小学生の考えることはぶっ飛んでいる。私だけかもしれないが。

今年はちゃんと鬼になろうとしてたのに

昨日は2月2日。節分の日であった。

 

昨年は豆まきしたのか忘れたが、やけに長い手作りの恵方巻きは食べた。1枚の海苔をそのまま巻いて1本にしたので、無言で食べきるというのがちょっとした苦行に。中身の具は自分が好きな物を7種類用意し、ひたすらに詰め込んだため組み合わせもへったくれもない感じになったが、結果としては美味しかった。

とまぁ色々あったがしっかりと行事をこなしたので良いだろう。

 

しかし今年は恵方巻きにかける熱意はそこまで無い。代わりにアート魂がざわついており鬼の面でも作ろうかと思い立ったのだ。

そう、私は当日までそのつもりでいた。

 

幼稚園や保育園では確か鬼の面を作ったこともあったと記憶しているが、それ以降はなかなか機会が無いことだ。自分や親戚の子供に豆をぶつけられる為に作ることはあるかもしれないが、頻度は少ないだろう。ここで大人の本気の鬼の面作りをやってやろうじゃないかというわけだ。

 

絵心は無いが、なんかこう見ていてムカつく顔を描いてみたい。思わず豆をぶつけたくなるような。そんな面を作ってミチタさんに襲いかかろう!なんて考えて当日を迎えた私だったが思わぬ事件が発生した。

 

お腹が痛い。

ついでに胃も痛い。

なんなら背中も痛い。

痛い痛い尽くしである。

 

鬼になった記憶も豆をぶつけられた記憶もないが、なんか色々痛いのだ。もしかして気が付かぬうちに家に鬼が住み着いていて、私の健康に悪影響を与えているのだろうか?もしくは、よそのお宅でボコボコにされた鬼が私に憑依したのだろうか。怖。

 

それなら豆をぶつけて退散してもらわなければいけないが、あいにくと今年は豆まき用の豆を買っていない。去年食べ尽くすのが大変だったので「来年は買わないか、もしくは小豆で代用しよう」とか考えていたのだ。でも手元にあるのはゆであずきのみ。お餅と一緒に食べようと思っていたので投げることは想定されていない。

 

最悪、これで豆まき的なことをするならおはぎにして投げればいいのかもしれない。普通の豆よりも重くて粘着質なダメージを与えられるので強そうだ!まぁ部屋や庭が大惨事になるのでオススメはしないし誰も真似しないだろうが。

 

今年の節分はただただ鬼になってミチタさんに襲いかかるのが目的だったので、退散させる手段は用意しなくていいやーと考えていたのは誤算だった。

 

それにしても体中痛くて仕方がない。背中をゴリゴリ押してマッサージするやつでコリをほぐしていたら背中や胃の痛みは少しマシになってきたが、お腹は痛いままだ。腹巻崇拝者の私の腹はあまり冷えておらず、別の原因に心当たりはあるがどうにもできない。

 

もう今の痛みに歪んだ顔を写メってお面に貼り付ければそれでいいかもしれない。多分豆を投げつけたくなるような表情をしているからだ。

 

などと無理矢理にでも節分行事を遂行しようと考えたが、お腹を押さえて丸まっている私にはそれすらもできない。無力なもんだ。

 

豆をまけず、鬼にもなれないならば心の中で唱えておくしかないか・・・ということで例のアレを布団にくるまって唱えることにした。

 

鬼(痛み)は〜外!

福(健康体)は〜内!

 

これで痛みが去ってくれることを願う。

ただ、3日現在もまだ痛いのは遅効性の呪文だからかもしれない。

きっとそうだ。

 

 

 

作成者 来年こそはすごい鬼の面を作りたいなぁと意欲だけは湧いているあかね

チョコ好きが食いつくスタバの限定ドリンク

これは朗報と言うべきか悲報と言うべきか悩むが、スタバからチョコ尽くしの期間限定ドリンクが発売された話だ。

 

その名もチョコレートオンザチョコレートフラペチーノ

 

チョコの上のチョコだなんて、チョコレート好きな私にこそ相応しい!と舞い上がるほどだ。

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それではさっそく・・・

我慢だ。

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今年も引き続きチョコ禁止なので、たまたま口に入っちゃった分以外は避けなければならない。たまたま~とか間違えて~という場合はノーカンだ。

 

自称チョコレートの王様である私であれば、ここにドーン!と写真を載せて見せびらかしたいものだ。でも今はできない。

 

誰かが頼んだチョコオンザチョコを「恨めしや〜」と言いながら写真だけ撮らせてもらうくらいしかできない。

が、そんな人はいなかったので写真は無いわけだ。

 

そんな私に対して姉が「ストイック過ぎて心配だわ」と言ってくれたが、万が一チョコ断ちに限界が来て発狂することになりそうなら何かしらの手を打とうと思っているので大丈夫だ。

 

何事もやり過ぎれば良くないことが起きるのはわかっている。

そもそも"妥協せずに頑張る"というのは美徳に思えるが、その過程で不調が出るほどの我慢が生じる場合は注意が必要だ。そうしたストレスは心身に深く影響してしまうこともあり、たとえ健康の為に始めたことでも結果として体調を崩してしまいかねない。

こういうものは程度が大事なのだ。

 

本当に好きでやっているとか妥協こそストレスが溜まるというタイプなら、ストイックを突き進んでも問題はないだろう。追い詰められると強い人もいる。

まぁそこは自分と相談、である。

 

もしお医者様に完全禁止令を出されているとかじゃなければ、体の調子を見つつちょいとつまむくらい食べても良いと思う。いくら体のためと言っても、自分の好きなものを無理に我慢するとそのうち「チョコレートよこせーーー!!」と暴発しそうだからだ。

 

ただ、流石に今回のスタバドリンクに関しては遠慮せざるを得ない。

チョコ尽くし過ぎて許容量オーバーである。やむなし。

 

とはいえ、そろそろバレンタインが近づく時期だ。そこかしこでチョコレートの香りがするが、前年と同じように見ないようにして息を止めて通り過ぎるまでだ。

まだチョコ禁止を自分に課しておらず、買うわけでもないのに香りをかぐ為だけに店に入っていた頃が懐かしい。

 

チョコ好きのチョコ好きによるチョコ好きのためのドリンク。

チョコレートオンザチョコレートフラペチーノ。

もちろんこれだけではなく他にもチョコレート系の限定ドリンクがあるらしい。

チョコ摂取を許されている皆さんは全国のスタバに行って飲んでみると良かろう。

私はそんな皆さんをこんな顔して見守ることにする。

↓ ↓ ↓

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再びこんなチョコ尽くしドリンクにお目見えする頃にはもうチョコ解禁になっていたらいいなぁーと思う。

来年くらい・・・には・・・(切望)

 

 

 

作成者 昔イタリアのサンタマリアノヴェッラのカフェにて飲んだ至高のホットチョコレートドリンクに感動して店内で大騒ぎしたあかね

 

日本語しかわからないうえにテキトーな私と父の二人で訪れたのだが、たまたま日本人ウェイトレスさんがいて良かった良かった。

瀬戸さんの動画が消えた悲しみ・・・と

先日瀬戸弘司さんのチャンネルで突如挙がった報告動画。

 

あの有名な『股裂け動画』がYouTubeポリシーに違反してるから削除されたよって・・・

 

はい?!?!

 

今更だとか
なるほどそりゃそうかとか
そういう感想もあるけど

 

はい?!?!(2回目)

 

なんであれが消されちゃうの?
あんなにくだらなくて素晴らしいリズミカル股裂け動画が貴重なものだってYouTubeはわかっていなかったと言うの?

 

正直なところNGワード的な部分とかNGなイメージ編集があったから、初めて見た時は「まぁ!いやだ!」なんて言いながらも食い入るように見て、悩みが浄化されて元気をもらえて感謝までしていたというのに・・・。

 

なんということだ。
消されそうだなぁ〜とは思っていたけど。
しかしこんなに長く放置されていたのに、ファンの中で殿堂入りになってから今更消すとか・・・なんかもう、無。です。

 

テンションを上げて上げて喜ばせて、消されない安心が生まれてから蹴落とされたこの感じ。

 

無。

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あのリズムと強烈な姿はもう頭から離れないけど、定期的に見ていたファンにとっては寂しい結果だ。

 

目を閉じればあの瀬戸さんが思い浮かんで・・・まぁ、うん。◯品だけど。

ポーズとかアウトだけど。

その通りなんだけど、それだけじゃ終わらないところが良かったのに。

 

この動画は私のメンタルが暗黒面に落ちていた時に見て「こんなの真面目に作るなんて。しかもクオリティ高くてみんなに評価されるとかすごい!」っていう純心な羨望の眼差しを向けたあの頃が懐かしい。

 

でも股裂けの再来を期待するファンの方もいるようだし、私もポジティブに捉えておこうと思う。でももうあの自由人パンツが見れないのはシンプルに寂しい。

 

・・・と思っていたらなんと、

 

ヴァージョンアップして再登場!

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流石だ。

世界観は失われていないし、あのひょうきんな音楽は健在である。

 

股裂けリメイク動画『え、ズボンなんて裂けてませんけど?』では前回を思い出させるからこそ面白くもあり、今回だからこそ安心して見られるということもある。

 

ただ初めて見る人からしたらやはりなんだか分からないだろうから、これはきっと再来を求めていたファンへのプレゼントだろう。
ありがとう、瀬戸弘司さん。

 

初見の方は本編である『2016年の買ってよかったものランキング』を見れば、なぜこうなったのか分かる。合わせて見ると良い。
これほどおじさんのズボンが裂けただけの動画をオススメしたくなる理由が分かるだろう。

 

 

 

作成者 あれだけNGな感じでこれほど長く見られていた事がむしろ奇跡だと思うあかね

つきたてのおもちは幼稚園の思い出

お正月といえばお餅。

今年も我が家でお雑煮を食べたし、きな粉もちに関しては好きなので普段からちょくちょく食べたりしている。

 

ただ、つきたてのお餅は何十年前に食べたのが最後だったか・・・。あのつきたての美味しさは今でも舌が覚えているのだから、よほど感動したんだろうなぁと思う。

 

物心ついてから最初に食べたつきたてお餅は確か幼稚園での餅つき大会だ。重くて一人では持てない杵を先生も一緒に支えながら一人ずつペッタンペッタンとついていって、先生達が最後仕上げてくれる。

 

(今でもだが)食いしん坊だった当時は「つくのは任せるから早く食べさせてくれ」なんて生意気なことを考えていた気がする。それにみんなの前に出るのが緊張して恥ずかしかったので駆り出されるのはやめて欲しかった。

今でも張り切って「はい!私がやる!」なんて言えない。私はやっぱり食べる専門なのだ←

 

餅つき大会では、そうして出来上がったお餅を仮想通貨を支払うことで好きな味付けのものを貰えた。たしか海苔とお醤油、きな粉、納豆、おろし醤油あたりが用意されていた記憶がある。

 

私はきな粉は大好きだったがお醤油は好きでも嫌いでもなく、先生に「きな粉の他はどれにするの?」と聞かれたのだが優柔不断過ぎて固まってしまった。

するとその先生は結構せっかちなおばあちゃんで「じゃあ納豆にしなさい」と言って私のお弁当箱にポンと入れてくれた。

 

しかし当の私はギョッとした。

納豆!?私の中では選択肢になかったし、食べたこともない。本当に美味しいの!?

と頭の中で大混乱状態になった。

でも仮想通貨はそれで使い切ってしまったので、少々落胆しながら友達と縁側に座った。

 

そしてカメラマンがパシャパシャと撮ってくれている中で、私は早速納豆餅をかじってみた。

 

すると・・・

 

うぉおおおーーーーーーーー!!!?!?

 

と頭の中で声があがった。

 

ものすごく美味しいんですけどこれ。納豆なのに!いや、納豆自体は嫌いじゃないけどお餅と合うなんて思いもよらず。なにこれ!?美味!

などと、当時4歳の私には想像できなかった衝撃的な美味しさだったのだ。

 

ただ、それ以降家で作っても何か違う。お餅と納豆が別物って感じで、うまく融合しないのだ。当時は幼稚園じゃないとあの美味しいお餅は食べられないのか・・・と思い込んでいたが、多分つきたてのもっちりした感じと細かい納豆だからこその旨さだったのかもしれない。

 

だが卒園以降は餅つきなんて家ではやらないし、たまに出かけ先の餅つき大会に行った時に磯辺餅みたいなのを購入することはあったものの、納豆とつきたてお餅のコンビはお目にかかることもなかった。

食べたけりゃ自分で作れ、ということだろう。

 

とはいえ今では全自動餅つき機が売っているから、きっと結局は自分でペッタンペッタンついて作ることは無さそうだ。本格的に杵と臼を買ってきても重労働なので1回くらいしか使わないだろうし、それ以外の用途としてはクールポ◯の真似をするくらいしかない。なのでもしつきたてが食べたいなら全自動餅つき機の方を買うと思う。

 

しかしキッチンにそんな余計な家電が増えるのは困るし、そもそもそれだって置く場所は無い。全自動だとしても正月しか使わないだろうし、年中使って食べていたらブクブク太ってしまう。家電でさえそうなのだから、杵と臼なんて購入した暁には部屋の真ん中にオブジェとして置いておくしかないだろう。

 

つまりあの美味しさをもう一度味わうのはなかなかに困難なことなのだ。それに今年はコロナウイルスが流行中ということで、人が集まる餅つき大会自体難しいだろう。

 

それから、流石に最近では庭で餅をつく習慣が残っているお宅をあまり見ないし、近所のお家の方に「お前らも食うかー?」と呼んでもらえることも無い。というかもう子供じゃないんだからそんなの期待するなよ、とツッコまれそうだ。でも今でも呼ばれりゃ「わーい!」と行ってしまいそうだ。

 

こんな風にあの美味しさを思い出すたびに、幼稚園の餅つき大会にタイムスリップしてもう一度味わいたいなぁなんて思うのだった。

 

 

 

作成者 父と姉と私がお世話になったおばあちゃん先生を大学生の頃に見かけた時、園長先生としてご健在だったのが衝撃的だったあかね

 

90歳を超えて尚元気に園児達を叱っているのを見た時はとても懐かしくなったものだ。

初夢じゃないけど不思議な夢見た

寝ている時に見る夢は深層心理と密接な関係があるとか、良い夢は秘密にしておいて悪い夢は誰かに話すと良いなどと言われている。

 

ただ私の場合、良い夢はさほど見ない。とはいえ他が全て悪夢というわけではなく、なんだかよく分からない夢が多いのだ。そのうえストーリーがある程度構成されていて、小説の一部のような夢だったりする。

 

そうして目が覚めると大抵「続きが気になるな〜」と思いつつ、二度寝しても続きが見られないことがしばしば。

 

もしかしたら今まで見たことのある本やマンガに影響されて見た夢なのかもしれないが、どの作品に似ているとかはあまりピンと来ない。

 

ということで今回はタイトルまでわかっているとある夢の話をお送りする。

 

『九のお狐さま』

 

もののけが憑いているとされる少女を保護したとある陰陽師のお屋敷。


父と秀才の兄は依頼を受けては遠征して大きなもののけを討伐する日々。10にも満たぬ妹達は小さなもののけを祓い過ごしている。

 

その屋敷で奔放に駆け巡る少女がいた。
名は八重。

 

八重はもののけが引き寄せられる体質のようで、食われそうになっていたところを兄が拾ってきたそうな。

 

しかし当の八重はその時泣くでも喚くでもなく、ボウ・・・と立ち尽くしていたらしい。
恐ろしさのあまり身がすくんでいるのかと思ったところ、兄が人食いのもものけを祓った途端ニッコリと微笑んでみせたそうな。

 

屋敷に保護して以来、小さなもののけが八重を追って家に迫るようになったが、それらは妹達が全て祓っていた。

 

しかし、ある夜。

強大な気配に飛び起きた妹達が庭に出ると、八重が月を見ながら可笑しな格好をしていた。

まるで狐のような。

 

兄も妹達も、名の知れた陰陽師である父も八重に奇妙な気配など感じたことはなかった。
もののけが憑いているのかもしれないと分かったのはこの時だった。

 

兄も妹達も父でさえもただの人に見えていた。
だが目の前の八重はどう見ても人では無い。いや、人ではあるが狐と成ろうとしているように見える。

 

妹の一人が声をかけた。

「なぜもののけを避けないの?怖くないの?」

 

すると今まで「わからない」を繰り返していた八重がハッキリと答えた。

 

「九尾の姉様方にお迎えに来てもらうの」と。

 

それを聞いた一番上の妹が八重に言った。

「お前はもののけじゃない。そうした力もない。お前の言う九尾の姉様方のもとへ行ったとして、他のもののけ達に食われるのが関の山だ。」

 

そして2番目の妹が続ける。

もののけになりとうても、力持たず生まれて齢7つのお前が成るとしても数百年は後の話。
陰陽師となってそのもののけと対等になりとうても、力を迎えて我々も兄も父も超えねばならん。」

 

そして最後の妹が口を開いた。

「八重はどちらを選ぶの?」

 

すると少し考えるように俯き、そして答えた。

「どちらにも成る」

 

その時、最初に声をかけた妹が八重の瞳がまるで狐のように釣り上がるのを見た。

そして八重はフッと意識を失い、睡蓮の花が浮かぶ池の中へ沈んだのだ。

 

それから10日は目を覚さなかった八重だが、妹達が七草粥を持って部屋へ訪れた時、香りに促されるように目を覚ました。

 

「良いにおい」

部屋へと入ってきた妹の一人が持つ御膳を見て、嬉しそうな顔をして起き上がった。

「昨日集めてきたんだよ。本当は八重も一緒に来て欲しかったけど。」

「慣れないことしてずっと寝こけていたんだから仕方ないよ。」

妹達は次々と声をかける。

 

すると、それを聞いた八重はキョトンとした。

「慣れないこと?」

首を傾げる八重に、妹の一人が後ろから恐る恐る聞いた。

「眠る前のこと覚えてる?」

「うーん」と唸るようにして考え込む八重。
どうやらあまり覚えていないらしい。

 

「やっぱり・・・」とその妹が口を開きかけたが、他の妹達が口を押さえた。

「遊び疲れたんじゃないかな。八重はいつも走るのが好きだもの」

別の妹が七草粥を八重の前に置いてお盆を下げながら言う。

 

八重は目の前の粥に釘付けになっていたので、彼女達の会話は気にしていないようだ。

すると、縁側の方から声がした。

 

「屋敷の中を下手に動き回って結界も何もかもめちゃくちゃにされたら敵わんな。父様はまだ山の向こうに行っているし、私も帰って来れぬ日も多い。」

どうやら青年の声だ。

 

それを聞いた妹達は一斉に背筋を伸ばして声のする方へ手をつき、頭を下げた。

「兄様。おかえりなさいませ」

揃って挨拶をする。

 

八重も慌てて同じようにしようと立ち上がって向き直ったが、急に目の前が暗転して倒れ込む。

あやうく湯気の立つ粥に手をつきそうになったが、近くにいた妹に体を支えられた。

 

「良い。まだ寝起きだろう。妹達が作った粥でも食って、温まりなさい。」

いつもならもう少し鋭い言葉をかける兄だったが、八重の身を案じているのだろう。

 

妹達はそれを聞いて再び八重に向き直り、粥の前にと白湯を口に運ばせた。

白い息が漏れて、八重の鼻の辺りが赤くなる。

冬の寒い日に池に飛び込んだりすれば風邪を引くのは当たり前である。

 

それにしても、と妹の一人が10日ほど前のことを思い出していた。

 

八重が立っていた池の水面。
正確には浮かんでいた、というのだろうか。
足元には紫色の睡蓮が花を開かせていてよく分からなかったが、明らかに人の為せる技ではなかった。

 

冬に咲く睡蓮。
凍っていたはずの池。
狐のような格好をしてたたずむ彼女。

 

今の八重にはそんな力を感じない。あの日だけだ。

 

この子は一体なんだろう。

 

初めて会った時からすでに1年は過ぎようとしているというのに、未だに彼女の身の上がわからない。

 

ただ、初めて会った時に彼女の着る着物の袖から真っ白い毛が落ちてきたのを一番上の妹が拾い上げて父に見せたのだ。それを受け取った父は「これは面白いものを」と面白がって言いつつも、それを厳重に仕舞い込んでいた。

 

それについてはその後何も教えてもらえなかったが、あの白い毛はただ面白いものというだけではなく八重の過去を知るのに重要な物なのかもしれない。

 

それにしてもあの夜八重が言った「九尾の姉様方」だが、それはおかしな話だ。その言い方ではまるで九尾の狐が沢山いることになってしまう。

 

昔からこの辺りでも九尾の狐を幾度も目撃されていたが、それは全て同じもののけだとされている。奴は悪戯好きではあるが困らせるような悪さはしないので基本的には放っておいている。お稲荷様を祀る神社の辺りを守っているのもあって、村によっては神様として崇められていることもあるからだ。

 

そしてただの狐がもののけに成るのは簡単なことでは無い。条件が揃った狐は数百年に一匹いるかいないかだし、九尾と成るのはその中でもさらに少ない。それが同じ場所で9体も同時に成ったとは考え辛いのだ。

 

同時に存在するとすれば、遠くの地にて九尾の狐と成ったものがいるということくらいだろう。しかしその九尾が故郷の地を離れてわざわざこちらの山へ来ることも考えられない。なぜなら奴は土地に憑くもののけなのだ。自分が憑いている地を離れれば力が失われる。

 

いくら長い年月を生きているとしても力の源が遠くなればなるほど元の狐と成り下がる。しかもそれはつまり本来の生の時間も再び動き出すということ。つまりこちらに辿り着く前に命尽きるはずなのだ。

 

「姉様」

 

八重の呟くような声がした。
そちらに顔を向けると、満腹になりいつのまにか寝てしまった八重の世話を他の妹達がしている。

 

粥を片付けたり掛け布団を直している妹に混じって自分も慌てて八重の髪を整えた。

 

すると、、、。

 


夢はここで終わりだ。
ここまで見た直後に私は目が覚めた。

 

九尾の姉様方と八重の関係ってなんだろう?
髪を整えた妹が何かを発見したようだが、それが何なのかまでは見られなかった。

 

見た本人である私ですら分からないまま終わってしまったが、不思議な話だったな〜と思いながらお正月3日目の朝を迎えたわけだ。

 

ちなみに「九尾の狐」は昔からいる妖怪で、色んな漫画にも出てくる王道の妖怪だ。しかし私の夢に出てきた九尾の狐に関しての情報はしっかり調べたものではないのでたぶん適当だ。夢を見た本人だけれどそこらへんの責任は取れない。

 

それとストーリーも矛盾があったり辻褄が合わないのが夢の基本である。今回の話も実際はもっと変な設定が色々あったけどそれは省略させていただいた。だって兄が唐沢寿明になったり「鬼滅の刃」に出てくる鬼の猗窩座になったりする、などと言われても困るだろう。

 

あと夢を見ている本人の私の立ち位置はあくまでもストーリーに絡まない第三者なのだが、なぜか妹達に七草粥を運んできてもらって食べたりもした。一口食べてみたが、あまり美味しくないというかなんか石鹸の味がした。

しかし現実で七草粥を食べたことがないので、これじゃあとんだ風評被害になってしまうなぁ〜と思ってあえて言わなかった。ここで言っちゃったけど皆さんは信じないように。

 

とまぁ本当はもっとカオスだったりもするが、そんな夢見たんだな〜くらいに捉えておいてほしい。

 

 

 

作成者 北海道稚内市宗谷丘陵にて野生の小狐兄弟?を発見し、急いで車に避難したビビりのあかね

眠りの小五郎はもはや人間じゃない

おうちで過ごす年末年始。
友達に聞いてみたらやはり皆テレビやYouTubeを見て過ごしているようだ。

 

youtubeでは昨年『名探偵コナン』の公式チャンネルで過去のアニメを一挙公開してくださっていたのだが、それらを貪り観ていて私は改めて疑問に思ったことがある。

 

小五郎のおっちゃんて本当に人間???

 

すでに様々な人にツッコまれており考察動画なども出ているので今更ではあるが、久々に名探偵コナンを観て改めて不思議に思ったのだ。

 

彼はとてもじゃないが普通の人間としての活動をしていない気がする。麻酔銃で撃たれ過ぎて本来なら首の後ろはボロボロのはず説とか、眠っていたことに疑問に思わないのは麻酔によって記憶障害が起きてる説とか色々言われているが、そう言われるのも無理はない。

 

その中でも私が一番気になったのはコナンくんに麻酔銃を撃ち込まれた後「何故いつもちゃんと座れるの?」というところだ。初めて見た時も一瞬おかしいと思ったものの、それ以降はなんとなく気にならなくなっていた。

 

でも変だ。彼の関節か筋肉は常人のそれとは違うのではないだろうか。だって背もたれも肘掛けもないところで勢いよく座っても、その衝撃で左右に倒れることもないし後ろに倒れ込むこともないなんて。

 

だが、そんな特異体質になったのは初めからじゃない。古いシーズンの事件時にはおっちゃんを眠らせた時にバランスが崩れて倒れ込み、コナンくんピンチ!なんてこともあった。

 

その時はポーズをとらせたおっちゃんの姿勢が運悪く突然崩れ、慌てたコナンくんが抱えられた拍子に頭を後ろからボカッと蹴っておっちゃんが倒れ込むという事態に陥っていた。つまり、初期のうちはおっちゃんもちゃんと常人だったということになる。

 

でも今はちゃんと座れるようになった。ちゃんとというか、そりゃもうおかしいほどに。
勢いよく座り込んだのに後ろにひっくり返ることもないなんて、一体全体どういう体をしてるのか。もうこれは実は起きているか、もしくは身体が硬直する副作用でも起きているのではないだろうか。起きているとしたら手柄はぜーんぶ自分のもの!なんて普通じゃ考えられない思考も頷ける。でも記憶障害も引き起こしているとしたら硬直する作用もありそうだ。

 

というか、そもそも何百回なのか何千回なのかわからぬが事件が起きる度に麻酔銃を打ち込んで昏倒させるなんて正気の沙汰ではない。コナンくんは犯罪者一歩手前、もしくはもうアウトである。何回も青酸カリぺろぺろしてるし。

 

だが、そこまで麻酔漬けにされる人間はなかなかいないからこそ、アポトキシン4869を飲んだコナンや灰原と同様になんらかの重大な作用が起きてしまい、おっちゃんが超人と化していても不思議では無いのかもしれない。

 

あと毎回ドアをぶち破っているのもそのせいかもしれないと思った。何故ならたった一回のタックル、しかも助走もほとんど付けずに木のドアを破ったりなんてよくある。しかしよーく考えてみて、そんなことを軽くできるのはおかしいのだ。

 

しかも次のシーンで目に飛び込んできたのは破壊されたドアノブ周辺の木枠。破壊というより引きちぎられた感じに壊れている。そんな簡単に粉々に壊せるなんて並大抵のパワーじゃない。もしかしたらよくビールだのワインだのとお酒を飲んで酔っ払っているシーンがあるので、麻酔薬との相乗効果でもあるのかもしれない。

 

というようなことを想像しながら見ると、子供の頃と比べて疑問点が増えた今は新しい面白さがあっていいなぁと思った。

 

余談だが、小五郎のおっちゃんの他にもおかしな点は沢山ある。不純すぎて「なにそれ!?」というツッコミどころが多い犯行動機があったり「それってほぼ運任せじゃない?」という不確定なトリックを使ったりするのも面白いところなのだ。実際にやったら多分ほとんど失敗すると思う。犯人が窓を割って逃走した時に窓が破壊できず逃走失敗!とか。

ちなみにもし私が窓をぶち破って逃げる場合、ガラスすら割れずに窓枠に跳ね返されて床に転がる未来しか見えない。

 

それに犯人は皆しておっちょこちょいのようで、必ず「うっかり」証拠を残している。小五郎のおっちゃんといい犯人といいコナンくんといい、みんな本気か?と疑いたくなるのも無理はないことなのだ。

 

子供の頃は純粋に謎解きを観ていたのに今ではツッコミの嵐と共に笑い転げながら見られる、というのもアニメ「名探偵コナン」の楽しみ方なのかもしれない。


新一と蘭は最近になってやっとこさカップルになったようだし、最新のコナンも久々に見てみようかなぁという気持ちになった。

 

 

 

作成者 立ちくらみでおっちゃんのようにふらついた時倒れ込んだら尾骶骨を強打したあかね

おっちゃん、普通はこうよ。