今日も今日とてお散歩。
上着なんて要らないくらい暖かいのでお散歩日和である。
さて、本日も子が少々ご機嫌斜めなのだが、どうやら乳歯が生えかけていて歯がゆいらしい。
それはどうしようもないので、先日ミチタさんが見つけてきてくれた歯固めのおもちゃを持ってお出かけである。
気分転換にもなるだろう。
…と思ったが、むず痒いものはむず痒いらしい。
口をあむあむと動かしながら不機嫌な表情をしている。
なので私は「暴れん坊将軍」のテーマソングを歌うことにした。
子が好きなのだ。
だが流石に人がいるところでは恥ずかしい。
子に「待ってね。人気が無いところに行ったら暴れん坊将軍歌うから。」とコッソリ言って宥めたらバスの運転手さんの「ふふっ…」と笑う声が聞こえた。
走行中はうるさかったのにそんな恥ずかしいセリフを言うときに限ってバスが静かになったせいだ。
そしてようやく人気の無い道まで来て意気揚々と歌い始めた。
子がぐらつかないように気をつけながら控えめのスキップをしながらである。
そして子がキャッキャと楽しそうに笑うので私も一緒に笑いながら最高潮になったところで…
真後ろに自転車に乗ったお兄さんがいることに気がついたのだ。
私はハッとして歌うのとスキップをやめたところ、お兄さんはスピードを早めてスーッと通り過ぎていった。
おそらく邪魔をしないように、後ろをゆっくりついてきてくれたのだろう。
こういう聞かれたくないことをする時に限って必ずと言っていいほどタイミングをミスる私は一体なんなの。
作成者 飲み物を飲むためにずらしたマスクの隙間から虫が入ってきて絶望したあかね
しかも口を閉じるタイミングで滑り込みセーフしていた。
ウェぇえぇ…。