先日、煽り運転をする自転車の男性(※以下チャリ男)に遭遇したお話をさせてほしい。
その時の私は子供を抱っこ紐に乗せてお散歩をしている最中。
見通しの悪い十字路を横断する前に一旦歩道の中で立ち止まって左右を確認していたところだった。
すると左からゆっくりとこちらに向かってくる自転車が見えた。
あのスピードであればこちらに辿り着く前に十分に横断し終えるはず。
しかし、穏やかな走り方をしていたチャリ男はこちらをチラッと見たかと思うと、突然全速力で漕ぎはじめ猛スピードで向かってきたのだ。
下手に避けると危ないので歩道内で立ち止まり通り過ぎるのを待つことにした私に対し、チャリ男はスピードを緩めるどころか更に加速するように少し腰を浮かせて立ち漕ぎスタイルに移行。
さぁ、どうなる!?
内心ドキドキしながら子供を抱きしめている私達の側を案の定ギリギリの距離ですり抜けて煽って行くチャリ男。
ビュン!と風を起こし大きくカーブを描いて得意げに通り過ぎる・・・
かと思いきや、そのままの勢いでまさかの事態に。
カーブの先に待っていたのは街路樹と植え込み。
彼はそこに目掛けて綺麗にピットイン。
その後枯葉まみれになりながらも自転車を立て直して再び乗ろうとするものの、どうやら衝突によってペダルが曲がってしまった模様。
ガコガコと音を鳴らしながら一生懸命ペダルを回そうとするチャリ男の様子を見ながら吹き出した鼻水をフキフキ。
寒空の下で腰痛を我慢して歩いていたことなんてすっかり忘れてお散歩の続きを楽しむことができたのだった。
ドリフのコント的なオチだったからこそこうして軽く話せることだが、これからも真面目に気をつけようと思う。
作成者 最近の強風のせいで外出すると髪型がソニックになるあかね