タイムダイバーが見たい

『タイムダイバー〜中生代への旅〜』は恐竜達が生きて目の前にいるような躍動感あふれるステージを見られる体験型ライブである。

あのジュラシックパークが実現したかのような感動を味わうことができると話題で、恐竜好きには堪らない最高峰の観劇なのだ!

 

このライブは円形の観客席を囲むようにステージが設置されており、圧巻のパフォーマンスが 360℃見渡せるようになっているのが見どころである。

観客はステージの一部となって中生代にタイムスリップしたかのように世界観に入り込み、まるで生身で蘇ったかのような恐竜たちの姿を垣間見れるわけである。

 

なにそれ。ワクワクしかしないんだけど。

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数年前に株式会社ON-ARTさんが開発した実寸大の恐竜が話題になったが、それが今回はステージ上でパフォーマンスをしてくれるわけだ。
リアルな動きや息づかいを見せるこの恐竜達はメカニカルスーツ「DINO TECHNE」というらしい。

これを考えた人達は本物の天才だ。

今回のステージを考えた人も。

精巧な見た目も勿論だが、それをより現実に近づけて動かすなんて実現できると思わなかった。

頭の中で思い描いたものをこうして実現してくれた開発チームやライブのスタッフさんたちには感謝しかない。

 

このライブはこれまでとは次元が違う。

そもそも恐竜のライブなんてもの自体が昔は無かったので、こうした観劇が出てきたことは劇的な進化である。

だって、ほんの十数年前までは恐竜と言えば化石だったのだ。

生きていた頃の姿となると模型で見られる展示などはあったが、動いたり唸ったりすることもなく静かに佇むそれらを観察するくらいのものであった。

しかも長年当たり前とされていた爬虫類のような姿が研究の結果実は羽毛が生えていたことが分かったのも近年のことである。

そうして蘇った昔の姿がこのライブでは目の前で見られるというのだ。

映画『ジュラシックパーク』で恐竜ブームが巻き起こって以来化石を展示した恐竜展などはちょこちょこ催されているが、これはもはや革命といっても過言ではなかろう。

こうして恐竜の魅せ方が年々パワーアップしていくのが嬉しい。

この時代に生きててよかった。

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来年1月10日までの公演で、かなり人気のこのステージ。

値段も劇団四季とか宝塚に匹敵するのでおいそれと行けない。

というか私は諸事情で行けない。

昔から恐竜が大好きで、博物館やら期間限定の展覧会やらがあったら何よりも優先していそいそと向かうくらいなのに。

なんならディズニーランドのアトラクションの中で何が楽しみかって言われたら、ウエスタンリバー鉄道のトンネルの中で見られる恐竜ってくらいなのに。

・・・いや、それは誇張した。

やっぱりディズニーらしいアトラクションが一番である!

とまぁいきなり裏切ってしまったが、恐竜好きはホンモノである。

 

こないだなんて子供の頃買ってもらっていまだに大事に大事に持っている恐竜のおもちゃを甥っ子に「貸して」と言われて断ったくらいだ。
でも買ったばかりのおもちゃをワンタッチでぶっ壊す彼に渡すわけにはいかぬ。

なんか恨めしそうに見られたけどこれだけは譲れない。

万が一のこともあるので、彼の手が届かない場所にこっそり移動させておいたので安心だ。

・・・と思っていたのに、気がついたら彼のおもちゃ箱にしまいこまれていたのには笑った。

もちろん奪取して自分の宝箱に隠してある。

危ない、危ない。

ちなみにその恐竜が何の種類なのかは長年生きてきて一度も調べず知らなかったが、ようやく彼が「パラサウロロフス」であることを知った。

でももうそんな難しい名前覚えられない。

もうあと10年くらい若ければ・・・な。

恐竜は好きだが、種類だなんだと言われたら私にはちんぷんかんぷんである。

 

と、ここで我が姉から「タイムダイバー見に来た」と連絡が来た。

なんてタイムリーな。

ポスターの前でにこやかに笑ってポーズをとる姉一家が羨ましい。

いや羨ましいを通り越して悔しいっ・・・!!

と思ったけどお土産を買ってくれたらしい。

よし、許そう!

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ずっと気になっていた恐竜のステージがこの目で見られないのは大変悲しいが、まぁまた上演してくれるんじゃないかなーと勝手に期待して待っていることにする。

 

 

 

作成者 映画『ジュラシックパーク』の魅力といえば恐竜・・じゃなくて劇中に男の子がスプーンで食べてるチョコレートケーキだと思うあかね